与件と課題

お年寄りや、自立歩行が難しい方の移動を助ける歩行車ですが、下り坂でスピードが出てしまい、安全性の向上が望まれていました。

ブレーキ操作の必要がなく、スピードが出たときだけ自動的にブレーキがかかるタイヤは実現できないだろうか。

また、ブレーキがかかるスピードを、つかう人の好みに合わせて調整できれば、より安全で使いやすい歩行車になるのではないだろうか。


コンセプトと機構設計

SKBひらめき機構設計チームは、タイヤが回る遠心力をつかってブレーキをかけるという機構を開発し、この問題を解決しました。

タイヤ内部に、ブレーキパッドやケース、ばねなどの部品を内蔵したブレーキ付きタイヤです。

ふつうに歩くスピードでは、ブレーキパッドはばねの力で収納されているので、ケースには接触せずブレーキはかかりません。
しかし下り坂などでスピードがでると、ブレーキパッドがケースに押し付けられてブレーキがかかります。

さらに、ばねの力を調整式とすることで、ブレーキがかかるスピードは、ばねの力を調整式とすることで、遅い〜中〜早いまで3段階に切り替えることができます。切り替え機構に独自の工夫をしたことで、調整操作がしやすくなりました。